東京都蔵前を中心にレザーアイテムをハンドメイドにて製作している「LITSTA」様にオーダーをいただいているパッケージのご紹介です。
LITSTA | Life Is The Stage To Actの頭文字をならべて、LITSTA(リティスタ)
私たちの作ったものを使うひとの人生が演劇の舞台だとしたら、私たちはその舞台をすこし楽しくできるような、主役を彩れるような、そんな小道具を作っていきたい。
そんな思いを込めて名づけ、LITSTAは2010年に始まりました。
コンテンツ
オーダーされる際にLITSTA様が重要視されていたこと
お客様のご要望
- 手作り感のある箱であること
- 灰色を基調とした素材感を感じる材料であること
- 革の素材が引き立つデザインであること
「商品アイテム数がたくさん!」
全ての商品で専用の箱を制作したい
発注書をいざ確認するとたくさんのアイテム数があります。LITSTA様は全ての商品で専用の箱を制作することをご希望でしたが、ここで一つ問題があります。それは製作費を予算内に収めるのが難しいということです。
予算オーバー
箱を制作するためには材料となる紙を切り抜くための、抜き型というものが必要です。抜き型代は初回の生産時のみ必要とはいえ高価なものです。全てのアイテム数の型を制作してしまうと予算がオーバーしてしまいます。
コストを抑え、手作り感のある箱をご提案
キカイ箱とは?
キカイ箱の特徴はLITSTA様が求めている手作り感のある箱だということです。キカイ箱は1つの箱として作り上げるために8回のステッチ(針止め)を行い製作する箱です。ステッチ止めとは箱の四隅の角を固定器具を使用し、職人が一つずつ手作業にて止めていくもので、限りなくハンドメイドに近く、完全にまったく同じものは存在しません。
抜き型不要でコスト削減
抜き型が不要なためコストを抑えられ、小ロッドでも比較的安価に、かつ短納期で製作することができます。
商品を引き立てるために
ご希望の素材
LITSTA様がお選びになった素材はニューダイヤという素材。両面グレーのチップボールで100%古紙を使用した丈夫な板紙です。
箔押し印刷でオリジナルパッケージに
真ん中に黒でロゴを箔押し印刷ことで、ナチュラルで素朴な感じの箱になりました。LITSTA様のレザー商品を入れてみるとレザーの高級感をうまく引き立たせるパッケージなりました。
パッケージを制作していく上で材料選びで学んだこと
商品とパッケージの相性
LITSTA様と素材に関してご相談させていただいていた当時、パッケージ業界でまだ新人の私はチップボールと革製品の相性が良いとは思っておらず、革製品のパッケージとして紙箱はあまり適していない素材だと思っていました。
素材選びの大切さ
ところが実際に革製品を入れてみると、違和感を感じることがなくむしろとても良くマッチしていると感じました。どんな素材でも商品に合う素材を選ぶことで商品を引き立たせることができることを学びました。
実際の使用写真のとお店のご紹介
実際の使用写真
LITSTA様の商品はこちらをご覧ください。
お店のご紹介
公式ホームページ
https://www.instagram.com/_litsta_/
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