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デザインにこだわりつつ、20キロの重量に耐える箱

AMBER DESIGN WORKS様のグラフィックデザイナー、梶本様からご相談いただいたのは、千葉県産の「紅まくら」「PLEMIUM BLACK」という2種類のすいかを入れる箱2種です。こちらのすいかは一般的なものより実がぎっしり詰まっているらしく、通常よりかなり重量があるとのこと。とにかくデザインを重視しつつ、20キロのすいかの重さに耐えられる強度の箱を製作するというのは、かなり難易度が高い案件でした。最初のお問合せから納品までの1カ月間に、メールのやり取り60回以上、電話でのご相談は数え切れないほどさせていただきました。本当に製作が可能なのか、最後の最後まで気が抜けない案件でした。

とにかくデザイン重視

デザインにはこだわりたい!だが、数量は2色で合計200個

「このデザインで箱を作りたい 数は赤黒2色で各100個のみ」というのがお客様のご希望でした。見せていただいたデザインはとても素晴らしいものでしたが、オフセット印刷でしか再現できないものでした。数量は2色で各100個、今回限りの注文予定とのことで、オフセットは印刷代だけでもかなりの金額になることをお客様にお伝えした上で概算を出させていただきました。しかしやはりその金額はお客様の予算をはるかに上回るものでしたので、オフセット印刷は諦めていただくことになりました。

最初のデザイン (私がペンで書き込みしてしまいました)

箔押印刷でどこまで表現ができるか

オフセット印刷を諦め箔押印刷に変更していただいたのですが、デザインは最初のものに限りなく近いものにしたいとのことでした。なのでまずは、梶本様に重なり合う部分をなくしたデザインをもう一度描いていただくことになりました。箔押印刷は、熱した版で、箔を材料に転写させる印刷方法のため、一度施した箔の上から、もう一度違う箔をのせることができません。(2回目の箔押しの際、最初の箔に熱が影響を及ぼすため)そこで、重なり合う部分がないように、また各パーツをを少し離して新たにデザインしていただいたのがこちらになります。

箔押は3色使用で側面のすべての面

箔押の位置は、側面4面すべて、対面する部分に同じ箔押しをすることになりました。商品名は銀箔、産地名は金箔、そしてすいかは目立ちすぎないように赤箱には赤箔・黒箱には黒箔で箔押しすることになりました。(材料:色付きシートを使用。赤箱には赤ライナー・黒箱には黒ライナー)ここまで凝ったデザインは箔押版代や印刷代もかなりかかるため、断念される方がほとんどですから、私もいまだかつてやったことがありません。どんな仕上がりになるかワクワクしてきました。

箔押重視の1.5mm厚段ボールに強度はあるのか

規格品のすいか箱を見ていただく

素材は、デザイン重視の箔押しをきれいに出すのに最も適した1.5mm厚の段ボールに決めたので、同じ厚みを使っている規格品のすいか箱をサンプルとして見ていただくことになりました。この箱にお客様のすいかが入れば、型代がかからずかなりコストが抑えられます。ところが、実際にすいかを入れてみていただいたところ、「紅まくら」というすいかが、ラグビーボールの様に縦長になっているそうで、高さが足りないということがわかりました。

希望サイズで設計する際、持ち手部分の改善

サンプルでお送りした規格のすいか箱サイズは247mm×247mm×270mm、お客様の希望は250mm×250mm×300mmでしたので、規格品の箱には入らず希望寸法でオーダーメイドすることになりましたが、サイズ以外にもう一つお客様が心配な点をあげられておりました。それは持ち手部分の強度です。規格品のすいか箱は多くのお客様に使っていただいていますが、持ち手部分のご指摘をいただいたことが今まで一度もなく、すいかの重量に耐えられる強度を持っています。しかし今回のすいかの重量は想像を超えており、規格品のすいか箱にに試しで入れたみたところ、持ち手部分が壊れてしまったとのことでした。そこで設計の際に強度を上げるための改善をすることになりました。

20キロのすいかに耐える持ち手は難しい

幾度となく試作を繰り返し作ってはみましたが、持ち手をどんな仕様にしたとしても1.5mm段ボールでは、20キロのすいかを支えることは無理との判断となり、急遽、補強用の仕込みを作成することになりました。本体は箔押をきれいに印刷するために1.5mm厚段ボールのまま、本体内部に入れる補強の仕込みは、重量に耐えられるように3mm厚段ボールで作成しました。出来上がったサンプルをお客様にご確認いただき、やっと箱の仕様が決まりました。仕様決定までかなり時間がかかってしまいましたが、あとは本製作になりますので、2週間程度で納品が可能になります。

無事箱が完成し希望納期に納品。そして、お客様から嬉しいメール

試行錯誤の末に完成!

ついに完成し、お客様の希望納期に納品が完了、梶本様にもクライアント様にも仕上がりに満足していただけたようで、私もホッとしました。大変でしたが、その分達成感を存分に味わうことができました。これがモノづくりの醍醐味です。そして、梶本様から嬉しいメールをいただきました。

お客様からのメール

<以下 梶本様いただいたメール 原文のまま>
今回は大変お世話になりました。おかげでとても良いものを作ることができました!
実は当初他にも相談や見積もり依頼はしていましたが、まともにお返事と見積もりをいただけたのは横井パッケージさんだけでした。それくらいやりにくい案件だったのですね。にもかかわらず色々と試行錯誤していただき感謝ですm(_ _)m
最初のデザインは価格も高く納期もかかるのでボツになりましたが、色々ご提案やサンプルをいただいて、シンプルに箔押しだけのデザインにする事でむしろ最初考えていたデザインよりもずっと上品で高級感のあるものになりました。
ありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
AMBER DESIGN WORKS 梶本

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