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ハート型の瓶と鮮やかな色を引き立たせる白い箱
多くのサイクリストが訪れる愛媛県大三島で、レモンコーディアル専門店を営んでいらっしゃる果輪弥様をご紹介します。
※コーディアルとは、ハーブやフルーツなどをハチミツや砂糖などに漬けこんだシロップのことで、水やお湯、炭酸水などで割って頂く飲み物です。

オーナー様ご自身のデザインによる箱の試作品作成
デザインをされているオーナーの平松様は、箱の寸法や仕切りの高さまで、すでに完成に近い状態の原案をお持ちだった為、私はそのデザインに忠実に箱を作成するという流れで、小中大3種類のN式箱を試作し、お送りしました。

高級感を出すため、N式箱から組立箱へ仕様変更
当初コストを抑えるため、ミフタ一体型のN式箱で製作しましたが、1.5mmの薄い段ボール素材とは言え、断裁面があると段ボール感が出てしまう所がNGとなり、ミフタ別の組立箱に仕様変更することになりました。

難しい箔押し印刷
果輪弥様のオリジナルパッケージを製作するにあたって、最大の難関は箔押印刷でした。
ロゴの中の小さい文字は箔押し印刷できるか?
印刷用のデータを初めて見たとき、ロゴの中に何か小さな文字が書いてあるような気がしました。老眼の私が眼鏡を外してよく見てみると、そこには「4ji inc」の小さな文字がかすかに見えました。
箔押し印刷の弱点
箔押し印刷は、版に箔を貼り付けて、熱と圧を加える印刷方式です。そのため、あまり細かい表現が得意ではなく、ここまで小さい文字だと、箔がうまくのらない可能性がありました。そのことを平松様にお伝えしたところ、それでも構わないとご了承いただきした。

デザイン果実の断面の中の11時の位置の小さな文字(ロゴ全体47mm×46mm)
予想以上の箔押し印刷の仕上がり
箔がきちんとのるか、かなり心配しましたが、細かい文字「4ji inc」の部分の箔押しは思ったよりきれいに印刷できており、ほっと胸を撫でおろしました。
短期間での納品
果輪弥様のパッケージは、新規に作成する型の多さに比べて製作期間が非常に短期間でした。お店の開店に合わせて、3週間で製作する必要があったのです。
9型の抜型と3種類の箔押し
今回製作したのは3種類のオリジナルサイズの組立箱とその中に入れる仕切りなので、抜型を9型新規に作りました。また3種類の箱のフタすべてに箔押印刷をしました。
製作期間を短縮することができた理由
通常はここまで抜型が多かったり、箔押しの箇所が多かったりすると、納期はおよそ1か月くらいかかります。今回はオーナー様ご自身が設計されたため、サイズ調整などの必要がなく、非常にスピーディーに抜型を作れたために、通常より1週間ほど納期を短縮することができました。
お店の雰囲気にもピッタリなオリジナルパッケージの完成!
外壁も店内も真っ白なお店の雰囲気にピッタリな組立箱ができました!


果輪弥様の組立箱 詳細仕様
組立箱+仕切付 小中大3サイズ
1.5mm段ボール素材 表白×裏茶
箔押印刷 消金
お客様HP掲載写真のご紹介
ハート形のカラフルな瓶が、真っ白な組立箱にピッタリと収まって、とてもおしゃれです。


店舗情報
手作りレモンコーディアル専門店 果輪弥 KARINYA
〒794-1404今治市上浦町瀬戸2633-14
TEL 080-8452-2460
MAIL karinyaseto@icloud.com
WEB lckarinya.base.shop
店舗営業日 土・日・祝日 10:00~17:00